巷を賑わせている食肉偽造問題。
乳牛を国産和牛、輸入豚肉を黒豚、
輸入鶏肉を国産地鶏に書き換えていたという。
黒豚が偽造されているのはずいぶん前から
話にはあがっていたので別にこれと言って
驚くほどのことじゃあないです。
黒豚の飼育量よりも流通量の方が多いということは、
イコール偽造されているということだから。
こういう話ってやっぱり火のないところに
煙はたたないということわざ通りですね。
偽造は必ず他に飛び火するはず。
私の知る限り、次は米かと。
魚沼産コシヒカリは年間7万トン強しか生産していないのに、
流通量は30~40万トンと言われているぐらい。(新潟日報)
他の産地の物を混ぜているのか、完全に偽造しているのか。
一方、調べればいくらでも出てくるのが魚。
有名どころでは「銀ムツ」。
メロという名の深海魚であって、スズキ目ムツ科の魚ではない。
あまりにもメロを獲りすぎて、高価になってしまったらしい。
インターネットで調べれば他にも結構出てきます。
「白スズキ」はナイルパーチという名の淡水魚。
「黒カンパチ、トロカンパチ」はスギ科の魚。
「沖ブリ」はシルバーという名の魚(らしい)。
これらの魚は
海洋水産資源開発センター というところで
開発(というのだろうか?)・命名している。
漁船で出かけて、網で捕獲、とりあえず片っ端から食べて
「この味は ~ に似ている」ということで命名されていくらしい。
大変な仕事だよなぁ。
元々クロマグロなど資源の枯渇に対応すべく、
新しい水産資源を開発するために設立された団体なので
活動に対しては文句もないし、これからも頑張って欲しいとは思うけど、
消費者に届くときにはおかしな和名をつけられて
全く別物に仕立てられていることが一番の問題であって、
もっと情報開示すべきだと思う。
銀ムツ(メロ)という表記は最低限欲しいですよね。