まさか VAIO とは。
個人的には一番考えていなかった答えでした。
現在のところ、デスクトップとノートという
いわゆる形による分類が行われているものに、
ネットワークという「コンセプト」を冠したタイプが仲間入り。
うー、予想は外れてしまいました。

でありながら VAIO 本体は PCV-JX をベースにしたもの。
プリインストールソフトの違いだけになります。
ハードウェアに依存するソフト（GigaPocket、SonicStage）は
そのまま残し、DVgate などハードに依存しないものは
ダウンロード販売となる点は私的には高評価です。
こういうところって個人の趣味の範囲で違いが出てきて、
人によっては不要な人、必要な人が別れます。
不要な人にとっては無駄にお金を投資することになり、
ソフトをなくして価格を下げるというアプローチは
消費者にとってプラスになることは確実です。

付属しないものを提供する手段としてダウンロード販売
を選択したのも正解でしょう。
ADSL の大ブームの中、企業にとっても負担となるCD-ROM 制作より、
ダウンロードにした方がコスト的にも下げることが出来、
またユーザも欲しいときに手にはいるからです。

なぜこのようなことができたのか。

NEC、富士通などプリインストールソフトに他社製品を
多く採用している企業ではこの発想は難しい。
DELL、Compac などプリインストールソフトのほとんどない
企業でもこの発想は出てこないでしょう。
Sony のように自社製ソフトのバンドル率が高いからこそ
実現したのかも知れません。

コンセプトありきのネットワーク・バイオ。
コンテンツありきのネットワーク・バイオ。
ようやく気づいたのかも知れません。
過去にいくつも消えていったゲーム機のように、
大切なのはハードではない。ソフトなのだと。
ハードがいくら良いものでも、コンテンツ（ソフト）が
充実していないとハードは死んでしまう。
そのためコンテンツの整備が重要になるでしょう。

まだまだ書き足りないことはあるのですが、今日はこの辺で。
これからの進行を見守っていきたいですね。